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渣打台北馬拉松(ハーフ)走ってきました [レース]

昨日は、渣打台北馬拉松のハーフマラソンの部を走ってきました。

東京マラソン二週間前のレースということで、今回のレースの目的は、東京マラソンのレースペースの見極め。
過去の経験上、わたしの場合は、直前のハーフをフルの目標ペースの15秒落ちくらいで走れなければ、目標ペースの下方修正が必要です。東京を3時間45分以内(平均LAP=5'20/km)で走り切るためには、最低でも1時間47分(平均LAP=5'05/km)、あわよくば1時間45分(平均LAP=4'59/km)で走れればと思っていました。

それ以外にも、レース内容も重要です。最後まできちんとプラン通り走り切れなければ、フルでもオーバーペースになってしまうこと必至。
市内と河川敷を走るほぼフラットなコースということで、前半10kmを鼻呼吸で走れるギリギリのペース(おそらく5'00~5'10の間)で走り、後半勝負、ラスト5kmはペースアップ。そんなイメージで考えていました。


そんな大会当日。
台湾の大会は朝が早いため、3:30分起床です。

眠い目をこすりながら準備をし、買っておいたサンドイッチとバナナで朝食。4:20に家を出て、タクシーで待ち合わせ場所に向かいます。4:45、日本人ランニングクラブの待ち合わせ場所に集合。準備・写真撮影などをして、歩いてすぐの会場へ。

まだ暗い.jpg

今回は、スタート地点が総統府・ゴールが河川敷(迎風河濱公園)と、スタートとゴールの場所が違うため、荷物預けの締切がはやく、5:30が締切でした。パパッと荷物を預けて、スタート地点に並びます。

毎年そうなのかはわかりませんが、今年の渣打台北馬拉松は、ハーフの部は、6:00にフルマラソンのランナー(4,000人)と同時に3,500人が、6:15に7,500人がスタートするという時差スタート形式でした。フルとハーフは、10kmほど走ったあたりでコースが分かれます。15分差スタートでは、すぐに6:00スタート組の最後尾に追いついてしまうと思いましたので、早いもの勝ちのクリック合戦は気合を入れて臨み、6:00スタートの枠を確保していました。

前から20列目くらいを確保して、いざスタートです。スタートロスは30秒くらいでした。


前半LAP
5'30-4'58-4'58-5'05-4'55
5'00-4'59-5'02-4'58-4'56


スタートしてすぐは大渋滞です。タイム順整列ということはめったにないのが台湾の大会の特徴ですので、走り始めて3kmで歩きになるようなランナーでも、普通に友だちと一緒に前のほうに並んでいたりします。でも、速いランナーが「すみませーん」と人をかきわけて前のほうに行くことにも何の問題もなく、スタート前がそんなにギスギスしていないのが良いところでもあります。

1kmくらいで人がばらけて走りやすくなりましたので、ここから先は巡航です。鼻呼吸で走れるギリギリのペースを探りながら走っていましたが、それがだいたい5'00/kmくらい。「よし、キロ5巡航だ!」と決めました。

4km~5kmの間で、基隆河を渡る橋の短い上りがあります。まだ前半なので、足を使わず余裕をもって上ることを意識しました。
この上りを終えて川の対岸に出たあたりで、フルマラソンに出場していたkent隊長に追いつきました。このレースが本命レース、PB更新を狙うため気合いを入れて前のほうに並んでいたkent隊長。エール交換して前に出ます。
その後、同じくフルを走っている台湾人の友だちも発見。「頑張ってね!」と声をかけて追い抜きました。


後半LAP
5'05-5'00-5'02-4'48-4'54
5'04-4'48-4'49-4'50-4'42
4'42-(4'18)


10kmすぎでフルのランナーと別れ、ハーフのランナーは環東高架道路に上っていきます。ここから13km過ぎの折り返し地点まで、最初で最後のスライド区間になります。
半分は過ぎたけれどまだ先も長い10km~15kmは、疲労もじわじわたまってきて気分もダレてくるので、ここでスライドというのは、気分転換になってよかったです。
知り合いを見つけては声を掛け合いしながらペースをキープ。徐々にフーハーの鼻呼吸では走れなくなり、ハッハッの口呼吸も混じりはじめましたが、まだ声が出るほどではありませんでした。

高架を降りたところでいったんフルのランナーと合流し、再び混雑してきましたが、走りにくいというほどではありませんでした。フルのランナーはまだ12km地点くらい、ハーフのほうは15kmをこえているので、ペースはハーフのランナーのほうが速く、それが精神的にキツかったです。

周囲のペースが自分と同じくらいなら流れに乗って走るのみなのですが、そもそもの人数的にも、そのくらいで走るランナーの比率的にも、フルのランナーのほうが圧倒的に多く。流れのメインがキロ6オーバーなので、そのペースの誘惑を断ち切ってどんどん前に出なければならないのがつらい…。この区間は、少し前を走っているハーフのランナーの後ろ姿だけを見て、離されないようにだけ気を付けて走っていました。

幸いなことに、その区間はさほど長くはなく、17km手前で再びフルのランナーとはルートが分かれました。(案内は非常にわかりやすく出ているので間違えることがまずないと思います。誘導もしっかりしていました。)

時計が16kmのLAPを知らせたところから、ペースアップです。
同様のランナーは他にもいて、明らかに加速している男性ランナーをターゲットにして、3mほど離れてくっついていきます。
「ハッハッ」の呼吸音がはっきり出てきましたが、まだ喉声というほどでもないので、あと5kmならいけるはず。
最後の5kmをきちんと走れるかはこのレースの試金石なので、ここからが勝負です。ペースアップしているつもりでも、ペースアップできていなかったら心が折れるので、16km以降は時計を見ませんでした。

コッコはしる.jpg

3kmほどそのペースで粘り、汐五高架をくぐって左折、ゴール地点となる大直橋が遠くに見える直線に入ってからは、さらに加速(のつもり)。残り約2km、ロングスパートです。

「あと10分ちょっと。がまんがまんがまん~!!」と思いながら走ります。想定よりもはやくゴールゲートも見え、電光掲示板が1時間45分を過ぎたのも確認できました。スタートロスがどのくらいだったのか定かではなかったので、「うおー、急がないとネットで切れない!」と思ってスパートしたのですが、惜しくも6秒オーバー……。ちと詰めが甘かったです。
でも、ほぼプラン通りに走れましたので、レース内容としては満足です。

リザルト.jpg

今回の結果は、VDOT=42.6。ダニエルズさんによると、フルは3時間38分05秒の予測タイムです。速いペースでのロング走をあまりできていないことを考えると、3時間40分を目標にするのはちょっと危険な気がしますので、東京マラソンは、大阪マラソンの市民アスリート枠がもらえる3時間45分を目標にしてレースプランを組み立てようとかと思います。


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